川内優輝9位、我慢でMGC出場権 「もう1回つけないと」と反省点 次はボストン

第10回大阪マラソン・第77回びわ湖毎日マラソン統合大会でゴールする川内優輝=大阪城公園(撮影・石井剣太郎)
 川内優輝(左)が一時先頭に立つ(代表撮影)
 第10回大阪マラソン・第77回びわ湖毎日マラソン統合大会でゴールした直後の川内優輝(撮影・石井剣太郎)
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 「大阪マラソン・びわ毎日マラソン統合大会」(27日、大阪府庁前~大阪城公園)

 川内優輝が2時間8分49秒で9位となり、対象レース2大会の平均タイムの規定により、来年秋に開催されるパリ五輪代表選考レースのMGC出場権を獲得した。

 先頭集団に食らいつき、30キロ付近では先頭に立つ場面もあったが、再び集団に吸収された。以後は、我慢の走りとなったが、最後まで力を振り絞った。

 レース後は、30キロ地点での動きを含め「あそこで1回、仕掛けようと思っていたのですが、村山くんしか反応してくれなかった。もう何人か引きずり込みたかった」と誤算があったと明かした。「後続に飲み込まれるのは予定通り。(だが)世界で戦うには(引き離されないで)もう1回つけないと」と反省した。

 今後は「4月のボストンマラソン」に照準を合わせており、「今日の反省を生かして世界の強豪と戦いたい」と見据えた。

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