英メディアが「夫婦対決」と注目していた26日(日本時間27日)の6か国対抗ラグビー、イングランド対ウェールズはイングランドが23―19で勝ち、通算2勝1敗とした。ウェールズは1勝2敗。同協会のパトロン(支援者)をウィリアム王子が務めているところに、妻キャサリン妃がこのほどイングランド協会のパトロンに就任。早々の両チーム対戦だった。

 試合は一時17―0と大差をつけたイングランドが、後半3トライのウェールズを振り切った。この試合をロンドン・トゥイッケナムのスタンドで見守ったのがウィリアム王子とキャサリン妃。愛息ジョージ王子の姿も見られたことを、英メディアは「サプライズ」と伝えた。

 英メディアの報道によると、ウィリアム王子は2016年からウェールズのパトロンに就いている。イングランドは弟のヘンリー王子がその立場にあったが、王室離脱に伴い、キャサリン妃が今月就任。夫妻のインスタグラムでは同妃がボールをパスする動画が公開された。

 スポーツに熱心なキャサリン妃は、結婚前は家族でラグビー観戦を楽しんでいたという。自身もテニスやホッケーをプレーするなど活動的で、今回のパトロン就任に「わくわくする」とインスタグラムにつづっている。

 キャサリン妃がイングランド代表の試合を生観戦したのは、パトロンになってから初めて。さらに話題を呼んだのは、7月に9歳となるジョージ王子の登場だった。夫妻の間に座った王子に、同妃が肩を寄せて試合を解説しているような光景も見られた。デイリー・メール紙(電子版)によると、ジョージ王子は学校でラグビーを教わっている。今回どちらを応援するか、両親の前で明らかにしなかったという。