松竹は28日、2022―23年度の公開作品を発表した。邦画12作品、洋画4作品、アニメ7作品など計28作品のラインナップ。注目作として、池井戸潤氏のベストセラー「シャイロックの子供たち」の初映画化作品(同名タイトル)などを挙げた。

 同作は、池井戸作品が原作で松竹が2018年に映画化した「空飛ぶタイヤ」の本木克英監督らスタッフが再集結して制作される。23年に公開予定。キャストは明らかにしていない。

 邦画ではほかにホラーの巨匠・中田秀夫監督の最新作(年内公開)、伝説的人気コミックを蜷川実花監督が神木隆之介&柴咲コウで映画化の「ホリック xxxHOliC」(4月29日)、司馬遼太郎の名著を小泉堯史監督が役所広司主演、松たか子、仲代達矢ら共演で撮る「峠 最後のサムライ」(年内)、大人気シリーズ「HIGH&LOW THE WORST 続編(仮)」(初秋)などがラインナップの一翼を担う。

 アニメは、キャンプブームの火付け役となった人気アニメの劇場版となる「ゆるキャン△」(初夏)など。洋画は、シルベスター・スタローン、ジェイソン・ステイサムら超豪華スター共演の核兵器を巡るアクション大作「Expendables4(原題)」(23年)などが封切られる。

 バカリズム脚本の「ウェディング・ハイ」(3月12日)、「東西ジャニーズJr.ぼくらのサバイバルウォーズ」(4月1日)、Snоw man・岩本照出演「モエカレはオレンジ色」(7月8日)、大泉洋、有村架純のほか同グループの目黒蓮も出演の「月の満ち欠け」(冬)、清野菜名、松坂桃李の「耳をすませば」(秋)、妻夫木聡、安藤サクラ、窪田正孝、真木よう子ら「ある男」(秋)も話題になりそうだ。