新日本プロレスは28日、飯伏幸太(39)の復帰が延期となったことを発表した。

 飯伏は昨年10月にG1クライマックス優勝決定戦(日本武道館)でオカダ・カズチカと激突し、フェニックススプラッシュを放った際に負傷。その後の精密検査の結果、「右肩関節前方脱臼骨折」と「関節唇損傷」で全治2か月と診断された。

 今月21日に約4か月半ぶりの復帰が発表され、「旗揚げ記念日」(3月1日、日本武道館)で8人タッグマッチに出場するはずだった。また48選手参加のトーナメント「NEW JAPAN CUP」(3月2日、武道館で開幕)にもエントリーされ、初戦(3月6日、福島)でグレート―O―カーンと激突することが決まっていた。

 ところが復帰発表から1週間後のこの日、復帰の延期が決定。新日本は「当初は順調に回復しており、本人の強い意向もあり、復帰を発表させていただき、リハビリ、トレーニングを継続して参りました。復帰判断に関しては、病院、医事委員会、新日本プロレスと連携して回復状況の確認を行ってきましたが、直前の検査結果踏まえ本日まで協議を重ねた結果、『NEW JAPAN CUP』を戦い抜くコンディションには至っていないと判断を致しました。今回、この判断を飯伏選手に伝え、復帰に関しては延期するという結論になりました(原文ママ)」と経緯を説明した。

 また天山広吉も古傷である膝の負傷の回復具合が思わしくなく、復帰が延期となった。飯伏、天山ともにNJCは不戦敗となる。