演歌歌手・山内惠介(38)が2月28日、東京・渋谷の金王八幡宮で新曲「誰に愛されても」(3月2日発売)のヒット祈願を行った。

同所は悲願のNHK紅白歌合戦に初出場(15年)した年明けにお礼参りに訪れた場所。昨年も当時の新曲「古傷」のヒット祈願に訪れ、21年度のオリコン年間演歌・歌謡シングルランキング1位となった。

「誰に愛されても」は、報われない愛だが、心はあなたのものという女性の思いをドラマチックに歌い上げる。「涙のリクエスト」「星屑のステージ」などチェッカーズの数々のヒット曲を手掛けた売野雅勇氏が作詞し、師匠の水森英夫氏が作曲した。売野氏が山内のメイン曲を作詞したのは初めて。山内は「とても強い詞です。女性の芯の強さが伝わる詞です」。

歌詞に「星屑」という表現が出て来ることから、星の命名を企画。オーストラリアのスプリングブルック天文台の認定で、5月31日生まれの山内の星座であるふたご座内にある星に、新曲名と山内の名前で「Dareniaisaretemo☆YamauchiK」(誰にあいされても 山内K)と命名した。関係者によると「とても小さな星なので肉眼では見えません」とのこと。

3月24日から「山内惠介 コンサートツアー2022」をスタートさせる。「久しぶりにお邪魔する会場もあります。(コロナ感染対策を徹底し)安全にご覧いただける環境にしています。みなさんが発散できるようなステージをお見せできればと思います」。

男性演歌を共にけん引してきた氷川きよし(44)が、来年からの活動休止を発表した。氷川とは同郷(福岡)で同門(師匠は作曲家・水森英夫氏)。「(ニュースを知って)驚きました。今もお仕事で会ったりします。ご本人は前向きに考えていらっしゃると思います」と話した。そして「今の演歌界は男性の若手がとっても元気です。私がデビューしたころは女性演歌が強かった。それを氷川さんが風穴をあけた。今、男性演歌の若手が元気なのは氷川さんのおかげです」と話した。【笹森文彦】