若ゴイが躍動した1か月だった。広島は28日、沖縄市のコザしんきんスタジアムで一軍キャンプを打ち上げた。佐々岡真司監督(54)は「キャンプは終わったが、まだ競争意識を持ってやっていけるように。二遊間と会沢以外は競争。空いているところをつかんでほしい」とナインにゲキを飛ばした。

 今年の監督賞にドラフト5位の松本竜也投手(22=ホンダ鈴鹿)と育成の二俣翔一内野手(19)、敢闘賞にはドラフト6位の末包昇大外野手(25=大阪ガス)が選ばれた。佐々岡監督は選考理由を「結果、内容が表れた選手」とした上で「松本は期待するところがある。二俣も最後の実戦でいい結果を示した」と説明した。

 松本は「充実したキャンプでたくさん学ぶことができた」と笑みを浮かべ、二俣は「呼ばれた瞬間、びっくりしました。驚きました」と語った。また敢闘賞で指揮官からお酒を手渡された末包は「プロ1年目なのでしっかりと元気を出してチームの起爆剤になれるように頑張っていきたい」と意気込んだ。