米映画「バイオハザード」シリーズなどで知られるウクライナの首都キエフ出身の女優ミラ・ジョボビッチ(46)が25日、自身のインスタグラムに故郷がロシアに侵攻されたことについて悲痛な思いをつづった。

「生まれ故郷のウクライナで、今週起きた出来事を理解しようと心を痛め、ぼうぜんとしています。私の国とそこに住む人々が空爆を受け、友人や家族は身を隠しています」とコメント。

セルビア人の父とロシア人の母を持つジョボビッチは「私はロシアとウクライナの両方にルーツを持っています。恐怖が展開し、国が破壊され、家族が追放され、彼らの人生全てが燃えて炭の破片となって散らばっているのを見ると、私は2つに引き裂かれています。父の故郷である旧ユーゴスラビアでの戦争と家族が経験したトラウマと恐怖についての話を思い出します。戦争。常に戦争。平和をもたらすことができない指導者。終わりのない帝国主義の巨人。そして常に人々が血と涙の代償を支払う」と戦争を批判している。

「ウクライナを助けて」というハッシュタグとともにプロフィルには、ウクライナ人道基金や国連の緊急基金などウクライナをサポートしている慈善団体や組織のリンクも掲載してファンに支援を呼び掛けている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)