世界的人気を誇る米パンクロックバンドのグリーン・デイが27日(日本時間28日)、バンドのインスタグラムでロシアのウクライナ侵攻を深刻に受け止め、5月29日(日本時間同30日)に予定されていたモスクワのスパルタク・スタジアムでの公演を中止すると発表した。

 中止はバンドのインスタグラムストーリーズで発表され、バンドは「とても心苦しいことですが、ここ最近の出来事から、我々はモスクワでのショーを中止する必要があると判断しました」とつづっている。同会場はモスクワでも有数の大会場で約4万5000人が収容される予定だった。

 バンドは「現在の(ロシアとウクライナの)状況はスタジアムでのコンサートよりはるかに大きなものです。それでもロックンロールは不滅であることは間違いありません。いずれ我々が(モスクワに)戻ることができる時と場所が訪れると確信しています。いずれにせよ、皆さんが安全でありますように」と、チケット(払い戻し有効)を買ってくれたファンに呼びかけている。