今年5月にデビュー30周年を迎える歌手大黒摩季(52)が、6月から47都道府県ツアーを開催することが2月28日、分かった。

大黒はB’zやZARDらのレコーディングコーラスを担当するなど下積みをへて、92年5月27日にシングル「STOP MOTION」でデビュー。30年の節目の1年を、大黒は「大黒摩季の誕生祝いではなく『ご恩返しの1年』」と位置付けた。

6月1日の地元札幌・カナモトホール公演を皮切りに、1年間かけて各都道府県を回る予定。「正直、のけぞるほどのハードなスケジュールですが…」と苦笑いしつつ「コロナ禍で会えなくなってしまったジュリエットに向かって、いちずに走っていくロミオのごとく、これまで首都圏のライブ会場まで遠いところまで出向いて来てくれたファンの皆さんの元へ、自分が会いに行く番。最高最上級の全力で挑みます」と意気込んでおり「最終日は…ハワイが目標!!」という野望も明かした。

また7月には、30周年記念アルバムを発売することも明らかになった。これまでのヒット曲の中から自身で選曲し、新たにリミックスやアレンジをした作品をはじめ、初CD化となる楽曲や、大黒が「なぜ歌うのか」を問い続けてきた思いをつづった書きおろしの新曲などを収録した3枚組になるという。30周年では他にも、クラシックオーケストラとのコラボコンサートなど企画が満載といい、目が離せなくなりそうだ。