“ご当地ソングの女王”で演歌歌手の水森かおり(48)が1日、東京・港区の愛宕神社で新曲「九十九里浜」のヒット祈願を行った。

 同神社は、東京23区内で一番高い標高26メートルの天然の山「愛宕山」山頂に位置している。創建が1603年という由緒ある神社に初めて訪れた水森は「今年はこの新曲『九十九里浜』が大ヒットしますように…」と祈願した。

 この神社には「出世の石段」と呼ばれる86段の急な石段があり、出世祈願のパワースポットとなっている。傾斜角度が40度もある「出世の石段」の上り下りにも挑戦。「この『出世の石段』の前に立ったときは、すごい迫力があって、最初、下を見下ろしながら一瞬、おじけづいたのですが、一歩一歩、慎重に下りていくと気持ちが段々と前向きになっていく自分がいて、何ともいえない不思議な体験をさせていただきました」と感想を語った。
 
 祝詞では、通常は神主が「ヒット祈願」と読み上げるところ、今回は「大ヒット祈願」と読み上げられた。

 これに水森は「祝詞を聞いたとき、『大ヒット祈願』と言ってくださってすごくうれしかったです。皆さんのご期待にしっかりこたえられるよう頑張らなければいけないなと、また気持ちが引き締まりました」。 

 歌の舞台は、千葉県の九十九里浜で、同地には子どものころよく泳ぎに行ったおなじみの場所だそうで「私の中では、海イコール千葉県という感じです。ですから、初めて千葉県を歌の舞台にしていただいてうれしかったです」とニッコリ。

 水森は4月6日に東京都足立区・西新井文化ホールにて開催される「第二十一回・長良グループ 夜桜演歌まつり~ 熱唱 春の祭典スペシャル ~都内23区・23年をかけて……」に出演を予定している。