石川県知事選(13日投開票)に立候補している元文科相の馳浩氏(60)に〝黒いカリスマ〟ことプロレスラーの蝶野正洋(58)が1日、激励メッセージを寄せた。

 馳氏の公式ユーチューブチャンネルに登場した蝶野は「馳選手とは新日本プロレスの中で一緒に競い合ってきた仲です。とにかく努力家で、後進の指導であったり、業界を考えるというような先見の明も非常に大切にした素晴らしい選手でした」と振り返る。2人は新日本プロレスで激しく戦ってきたライバルだったが、デビューは蝶野の方が2年早い。
 
 そのうえで蝶野は、1990年に馳氏がリング上で心肺停止状態に陥り、救急搬送されたことに触れ、「一度、心肺を停止してしまったことがあった。逆にリングをあきらめずにそこからステップアップしていった。そのバイタリティーが、先生としての活動、政治家としての活動の中にもはっきり出ている」とサングラス越しに目を見張った。

「どうしても先生より選手と呼んでしまうが、今後も政治活動、それからプロレスの方もたまにはリングに上がって、みんなで盛り上げていきましょう。頑張ってください」と蝶野は呼びかけ、知事選での健闘を祈っていた。