「宇宙人ジョーンズ」新作に役所・杉咲・神木・阿佐ヶ谷姉妹ら

2022/03/02 04:01 Written by Narinari.com編集部

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サントリーコーヒー「クラフトボス」のテレビCM「地球調査シリーズ」の最新作に、役所広司、杉咲花、神木隆之介、天童よしみ、阿佐ヶ谷姉妹が出演。3月2日より「宇宙人ジョーンズ・漫画家」篇をウェブで先行公開、3月9日より全国で放映を開始する。

ジョーンズが今回、調査対象として選んだ場所は、役所演じる漫画家の仕事部屋。杉咲、神木と共にアシスタントを担当するジョーンズは、締め切りに間に合わせるべく、役所先生の指示のもと、仕事場に流れる音楽によって気分を高揚させることで、全員一丸となって怒涛のラストスパートに入る。

そんな中、作画作業の多さに音を上げた杉咲のひと言をきっかけに、神木もまさかの白旗宣言で、勝手にしっとりした曲調の音楽にチェンジ。その直後、美空ひばりの名曲「川の流れのように」、そして童謡「赤とんぼ」が流れ始めると、ムードが一変した部屋で次々と思わぬ事態が起こり……。圧巻の歌唱力を誇る天童よしみと、絶妙のハーモニーを奏でる阿佐ヶ谷姉妹による異色の歌唱リレーと、「クラフトボス」のボトルラベルが変わるごとに音楽も切り替わっていくストーリーを通じて、この春、音楽をモチーフにした20種のラベル展開で、その日の気分に合わせて自分好みの一本を選べるようになった「クラフトボス」の魅力を訴求する内容だ。

今回のCMで、漫画家とそのアシスタント役を演じることとなった役所、杉咲、神木。まずは実際に漫画家として活躍する先生の指導のもと、PCやペンタブレットなど、デジタルツールを使った現代の漫画制作について学んだ。役者人生初の漫画家役を演じる役所と杉咲が「見たことはありますけど、自分でやるのは初めて」「大丈夫かなぁ」と不安そうな面持ちで本番を迎える中、一人、目をキラキラ輝かせていたのが神木。映画で漫画家役を演じた経験があり、もともと漫画・アニメも大好きというだけに、あっという間にデジタル作画のコツをつかむと、撮影中も役所と杉咲に機材の名前や操作方法を丁寧に教え、自らのアシスタント作業も曲の歌詞を口ずさみながら、終始ノリノリで演じていた。

撮影中、作画中の2人の動きを音楽のテンポと合わせたいという監督のリクエストに、神木が「大丈夫です!完璧にシンクロさせます!」と力強く応じると、「付いていきます」とほほ笑んだ杉咲。共演作品が多数あり、今回の「ボス」CMシリーズの撮影現場でも、息ぴったりの掛け合 いを披露し、現場のムードを盛り上げた。

また、ファーストテイクからマイク無しのアカペラで、持ち前の力強くも透明感のある美声を響かせると、その音が壁や天井に反響して、まるで部屋自体が揺れていると錯覚するほど圧倒的な歌唱力を披露した天童。カットを掛ける前に思わず「天童さん、すごくいいです」と発声し、手放しで絶賛した監督に、「ありがとうございます!」と満面の笑みを浮かべた。

その後、演技違いのバリエーションを撮影した際には「間がもっとほしい」「顔を上げるタイミングをもう少し遅く」といったお芝居の演出にも的確に対応。さらに、監督のOKが出ても、歌に関して納得がいかない時には自ら「もう一回お願いします」と申し出て、それ以上のパフォーマンスを見せつけるなど、徹底したプロ意識と飽くなき向上心を目の当たりにして、周りのスタッフのモチベーションも大いに高まっていた。

さらに、阿佐ヶ谷姉妹は撮影にあたり、いくつかのコーラスのパターンを監督の前で実演した後、メインボーカルの木村美穂のメロディーに、渡辺江里子が音程差をつけて歌う「ハモリ」で臨むことに。そこから「“ゆうや〜”で一緒に顔を上げ始めましょうか」「そちらの手の動きに私が合わせますよ」などと2人で話し合いながら、歌いだしのタイミングや振り付けなどを丁寧に確認していった。本番が始まってからも、シンクロ度合いをより高めたいという監督の意向をくんで、細かい体の揺れ具合から手の高さや指を曲げる角度、顔の向きに至るまで、細かくチェックしていた2人。2時間近くかけて、30テイク以上も積み重ねたOKカットでは、聴く人すべての頭の中に「赤とんぼ」の美しい情景が浮かぶ、叙情的かつ優美なハーモニーを奏でていた。

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