米俳優アシュトン・カッチャー(44)が、妻で女優のミラ・クニス(38)の母国ウクライナへの支援を表明している。

カッチャーは「ロシア人の友人にウクライナは戦いを望んでいないと伝えて」とツイートした。ロシアのウクライナ侵攻を受けて先月24日に「ウクライナと共に立つ」とツイッターに投稿したカッチャーは、「もし、ロシア人の友人がいたら電話をして、(ロシアの)メディアは彼らにうそをついていると教えてあげて。ウクライナは戦いを望んでいない。彼らはただ、プーチン政権を望んでおらず、占拠されたくないだけ」と英語とロシア語でツイートした。

米映画「ブラック・スワン」(2010年)などで知られる妻のクニスは、当時まだ旧ソビエト連邦の一部だったウクライナのチェルノフツィで生まれ育ち、ソ連崩壊と同時に7歳だった1991年に家族と共に国を逃れ、250ドルの所持金のみを持って米国に移住したことを明かしている。

移住後に子役としてCMなどに出演するようになり、1998年から出演したテレビドラマ「ザット’70ショー」でブレイクした。2015年に10代の頃に「ザット’70ショー」で共演して恋人役を演じたカッチャーと結婚し、2人の子どもをもうけている。

両親は現在もロサンゼルスで暮らしているという。(ロサンゼルス=千歳香奈子)