【オハイオ州コロンバス発】WWE女子のビアンカ・ブレア(35)が、〝カリスマ〟ベッキー・リンチ(35)への雪辱に燃えている。

 プロレスの祭典「レッスルマニア(WM)38」(4月2、3日、テキサス州アーリントン・AT&Tスタジアム)でロウ王座を保持するベッキーへの挑戦を控え、WWE・ロウ大会では6人タッグ戦で前哨対決。

 ビアンカは「WMのプレビュー(予告編)を見せてやる」と意気込み、序盤からリア・リプリーと連係したダブルスープレックスを100キロ超のドゥドロップに決めた。

 ところが終盤にチャンスを迎えたところで、王者のベッキーに束ねたロングヘアをつかまれ、猛攻を浴びる。さらにロープに髪を巻きつけられピンチを迎えるも、形勢逆転後は髪を使った〝ムチ打ち〟で反撃。ベッキーの腹部を真っ赤に染め、最後はニッキー・アッシュにKOD(変型顔面砕き)を決めて勝利した。

 昨年4月にはスマックダウン女子王座を初戴冠し、一躍WWE女子のトップ戦線に名を連ねるも、8月の「サマースラム」では産休からの復帰戦となったベッキーに敗北。王座から陥落しただけでなく、ブランクのある選手に敗れるという屈辱を味わった。リベンジのかかる王座戦だけに、意地でも負けられない。

 王者ベッキーVSビアンカのロウ女子王座戦が行われる「レッスルマニア38」は日本時間4月3、4日にWWEネットワークで配信される。