嵐の相葉雅紀(39)が、舞台「ようこそ、ミナト先生」(6月4日初日、東京・新国立劇場中劇場など)に主演することが2日、分かった。10年上演の「君と見る千の夢」以来、実に12年ぶりの舞台出演となる。

劇中では、ある山あいの町に1年前に観光客として訪れ、現在は非常勤の教師として町の中心人物となりつつある男、湊孝成(みなと・たかなり)を演じる。高齢化社会や過疎化などの問題に日々奔走しているが、実はある秘密を抱えているという役どころだ。町や人生の“再生”をテーマにした心温まる物語を描く。

脚本の金子ありさ氏と演出の宮田慶子氏は「君と見る千の夢」も担当しており、相葉と12年ぶりにタッグを組む。金子氏は「あれから12年、私たちも、世の中も、そしておそらく相葉さんご自身も、大きな変化があったかと思います。相葉さんのような、はっきりとした『陽』の輪郭のある方こそ、その奥の『陰』が描けるのではないかと思いました」と期待を寄せた。

相葉は20年末をもって嵐のグループ活動休止、昨年9月に一般女性との結婚を発表するなど、大きな節目が続いた。「12年ぶりに舞台をやらせていただくことになりました。12年前にもお世話になった宮田慶子さん、金子ありささんと再びご一緒できること大変光栄に思っております」と喜び、「皆様に楽しんでもらえるよう全身全霊をかけて向き合っていきます。楽しみに待っていただけたらうれしいです」と呼び掛けた。