阪神・藤浪晋太郎投手が3日に甲子園球場で行われた全体練習に参加。登板予定のオープン戦・楽天戦(5日、甲子園)へ向け意気込みを語った。

 春季一軍キャンプで行われた実戦の場で、安定した成績をマークしてきた右腕は青柳、秋山、伊藤将、ガンケル、西勇らに続く開幕ローテ〝第6の男候補〟最右翼へ浮上。「(首脳陣へ)アピールすることが大前提になる。意図したアウトが増えるように手堅いピッチングをしたい」と抱負を口にした。

 巨人・菅野らと行った合同自主トレで得たヒントをもとに取り組んできた投球フォームの改造にも手応えを感じているようで「いいバランス、力加減で投げることができていると思う。余計な力は入っていないと思うし、全力で投げないようにと意識しているので、その辺がいい方向に出ているのだと思う」とここまでの好調を自己分析した。

 昨年の契約更改の場では「完全に自分のエゴになるのですが、自分は先発投手として勝負したい」と愛着あるスターター業専念への思いを口にしていた背番号19。長い長いトンネルの出口は、もうすぐそこにあるのかもしれない。