NGT48のメンバーがAR(拡張現実)スポーツ「HADO」に、夢の実現をかけて挑戦した。2月26日、「HADO NGT48ウォーズ」が新潟市のHADOフィールド ベルパルレ寺尾店で開催された。メンバーは2人1組で参戦。小越春花(17)・大塚七海(21)組、清司麗菜(20)・藤崎未夢(21)組、奈良未遥(23)・古舘葵(17)組、佐藤海里(21)・諸橋姫向(19)組の4ペアがトーナメントで対戦した。チーム「凸凹コンビ」の清司・藤崎組が優勝して特典の“夢をかなえる権利”をゲットし、全国へのアピールを要望した。メンバーはニュータイプのテクノスポーツを堪能していた。

歓声と笑顔に包まれた熱戦をチーム名「凸凹コンビ」の清司・藤崎組が制した。決勝の相手は佐藤・諸橋の「チームだっけさ」。5-4の接戦で競り勝った。

HADOは両目を覆ったヘッドディスプレーで見えるARの武器「エナジーボール」を現実のコート上で対峙(たいじ)した相手に当てて得点を競うARスポーツ。チーム名が表すように清司が152センチ、藤崎は166センチと身長差は14センチ。試合前の練習で「(攻撃を)よけるのは多分、いける」と清司。藤崎は「私は逆。棒立ちで攻撃する」と本番での役割分担を決めた。そして「デコボコを生かそう!」。

初体験のHADOだったが、練った作戦を実行し、優勝の特典“夢をかなえる権利”をゲットした。「凸凹コンビ」のかなえたい夢は「HADOのCMに出て、ポスターを全国にはって欲しい!」。新潟から全国へアピールできる可能性を膨らませていた。

今回の出場メンバー中、小越、大塚、古舘、諸橋の4人はロケで1度、佐藤はプライベートでHADOを体験したことがあった。奈良は初めてだったが、全員、試合前の練習は楽しみと緊張が半々の様子で、装具を着けて動き方を何度もチェックした。

奈良は「当てる感覚と距離感が難しい」と入念に分析。諸橋は「やり方を忘れていた」、古舘は「よけてるつもりだったけど、よけていなかった」と武器の扱い方に戸惑った。それでも佐藤が「メンバーとやるのはすごく楽しい」と言うように、新潟で体験できる新感覚のスポーツを全員が全力で楽しんだ。【斎藤慎一郎】

<ほかペアの夢は>

◆チームだっけさ(佐藤・諸橋組)「HADOでグラビアをさせてもらう」

◆小塚花海(小越・大塚組)「NGT48劇場を改装して劇団はるか村をパワーアップさせたいです」(小越)「私は本当はおいしいものをたくさん食べたいんですけど…」(大塚)

◆まったり~ず(奈良・古舘組)「2人で(千葉にある)“夢の国”に行きたいです」

 

◆HADO AR技術を駆使した日本発祥のテクノスポーツ。主に3対3のチーム戦で競う。コートでチーム同士が対峙(たいじ)し、プレーヤーは頭にヘッドマウントディスプレー、腕にアームセンサーを装着。ARの「エナジーボール」を相手に当ててポイントを競う。守備の武器にはARの「シールド」がある。試合時間は1ゲーム80秒でポイントが多い方が勝ち。コート脇のモニターには、攻撃や防御にCGが合成された試合の様子が映し出される。競技人口は世界36カ国以上で約210万人。国内では16年から大会が行われている。国内のプレー可能施設は10カ所で新潟にはHADOフィールド ベルパルレ寺尾店(新潟市西区寺尾東2の9の43)がある。

◆配信中 今回の「HADO NGT48ウォーズ」の模様はYouTubeチャンネル「HADOウォーズ」で配信中。