完全復活の兆しだ! ベルギー1部シントトロイデンの元日本代表MF香川真司(32)が4日(日本時間5日)、1―1の引き分けに終わったホームのメヘレン戦に後半開始から出場し、見せ場をつくった。

 1―1の後半アディショナルタイム、左ショートコーナーのボールをペナルティーエリア左手前で受け、右足を振りぬく強烈なミドルシュート。しかしゴールならず、相手GKの好セーブを褒めるしかなかった。この場面について香川は「決めたかったですけど、次はしっかり決められるように頑張ります」と悔しがる一方で、「時間とともに(ゴールを狙う)チャンスも増えてくると思うので、しっかりいい練習をやっていきたいです」と前を向いた。

 4試合連続出場となったこの日は、移籍後最長となる45分の出場。香川は「監督とも相談し、段階を踏んで一歩一歩出場時間を延ばしていくのが当初の目的でもあったので、毎週毎週コンディションが上がってきているのを感じています」と手応えを口にした。ゴールという目に見える結果こそ残せなかったが、コンスタントに出場機会を得られるようになったことで確実に調子が上がっているようだ。

 そのほか日本人選手では、FW原大智が0―1の後半16分に右クロスで同点ゴールをアシストし、GKシュミット・ダニエルとともにフル出場。FW林大地は先発して後半40分までプレーした。