ドキュメンタリーを制作するためロシアの侵攻を受けるウクライナを訪問していた米俳優ショーン・ペン(61)が、米CNNテレビのインタビューに応じ、ウクライナの人々とゼレンスキー大統領への支援を訴えた。

ロシアの侵攻が始まったキエフで先月24日に大統領と会談したペンは、「絶え間ない感銘を受け、心を動かされた」とロシアに立ち向かう決断を下した大統領を称賛。ウクライナの人々は団結して自分たちの人生のために戦っていると語り、「民主主義、自由な夢の象徴が攻撃されている」とロシア侵攻が世界中にもたらす悲痛な影響について言及。「アメリカとして何ができるのか答えは分からないし、飛行禁止区域を設定することが核戦争を引き起こすことになるのかどうか分からないが、ウクライナの人々、大統領を支援するため必要なこと全てを行う必要があると私は思う」と語り、米政府にも支援を呼びかけた。

ウクライナを脱出するため徒歩でポーランドの国境に向かっていることを1日にSNSで明かしていたペンは、自身が設立した人道支援活動を行う非営利団体コアが現地で活動を開始していることも明かした。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)