阪神・糸井嘉男外野手が6日の楽天戦(甲子園)に「6番・指名打者」として先発出場。オープン戦1号となる2ランアーチをマークした。

 1点をリードして迎えた4回一死二塁。相手投手滝川がカウント2―2から投じた139キロ直球を一閃すると、追い風にも乗った白球は美しい弧を描きバックスクリーンへ。会心の一打を糸井は「追い込まれてから粘って直球に対応できた。内容は良かった。自分にとっては今(オープン戦)も本番(シーズン)も一緒。やってきたことを信じて継続するだけ」と力強く振り返った。

「今日は寒かったからね。40歳になると…体が動かへ~ん!」と周囲の笑いを誘った不惑の超人を矢野監督も称賛。「いいホームランだったし、キャンプ中から嘉男の姿勢というのは、ずっと(チームの)見本になってくれている」と最敬礼した。