TRFが7日、都内でDVD「リバイバルダンス」の制作発表会に出席した。

美空ひばりの「川の流れのように」や郷ひろみの「お嫁サンバ」など、1950年代から90年代までのヒット曲に合わせて、筋肉を効果的に動かす振り付けなどを行う「運動編」、認知機能の改善を目的とした「脳活性編」の2つのプログラムを行うもの。

一般社団法人ダレデモダンスを設立するなど、ダンスの取り組みを行っているSAM(60)は「高齢化社会が進む中で、ダンスで取り組みができないかと考えてきました。実家が医者という家系もあって、医者のいとことも協力して進めてきて、ワークショップをやってきた。高齢者の方でも楽しく踊っていただいている。ダンスと音楽が認知症に効果があることは実証されているので、あとはこのことを世の中に広めていきたいです」。

同DVDにはTRFの「survival dAnce~no no cry more~」も収録されるが、この日の発表会では、音楽プロデューサーの小室哲哉氏(63)から「寂しいけど、(DJ)KOOちゃんもSAMも僕も“高齢者”の域に入ってきている。ひとごとではなく自分ごととして捉えています。音楽で少しずつでも頑張っていきたいと思います」とメッセージも寄せられた。

SAMは「小室さんがTRFを作ってくれて、ダンスエンターテインメントが根付いていったので、感謝しています。小室さんにも、全身使う(収録されている、美空ひばりの)『お祭りマンボ』を踊ってほしい」と話した。

DJ KOO(60)も「来年30周年なんですけど、それも小室さんと出会ったからこそ。小室さんは今も復活して新しい曲を作っている。常にいろいろなところにアンテナを張って、脳を活性化されている。こういう場にメッセージをいただいて、“うれしみDO DANCE”です!」と笑顔を見せた。

自身のダンスにも意欲を見せていたが、ETSU(57)とCHIHARU(55)からは「最近、意外といろいろなジャンルを踊るんですよ。だから普通の還暦の人より動けると思います」と太鼓判を押され、KOOも照れ笑いしていた。