〝元戸田市議〟で、歌手のスーパークレイジー君(35)が7日、ツイッターを更新し、1年間の議員活動を支えてくれた議員仲間や支援者に感謝の弁を述べた。

 クレイジー君は4日に最高裁で上告棄却となり、埼玉・戸田市議の身分を失った。肩書は「元 戸田市議会議員」となり、公人ではなくなった。あいさつ回りに追われている中、市役所や自宅には支援者から多くの花や差し入れが届けられ、クレイジー君は「1年間の期間で私宛に数え切れない位の方から励ましの手紙、差し入れが届き幸せ者だと思います」と感謝した。

 4日夜に市役所前で、地元の支援者や子供たちに頭を下げ、引き続きの支援を訴えていたが、この日はツイッターで「3月4日の夜から日本一周の予定でしたが戸田市議会でお世話になった方々にご挨拶回りが終わり遅くなりました 戸田市議会 会派の令和会の皆様には特にお世話になりました 新人の私に頑張れと励まして貰い 唯一、割り勘では無く ご飯を食べさせて頂いた」と同僚議員にも謝辞を伝えた。

 クレイジー君は、昨年1月に市議に当選した当初、「スーパークレイジー君」の通称や略称を巡って、議会で紛糾。特攻服を着たイロモノ扱いだったが、真摯に議員活動に取り組む姿勢に周囲の見方も徐々に変わり、「スーパークレイジー君」の愛称も完全に定着していた中で、当選無効の確定判決を迎えたとあって、無念の思いも強い。

 クレイジー君は「戸田市を拠点にこれからも(政治)活動していく」と話しており、今後の動向が注目される。