ボートレース若松のGⅠ「全日本覇者決定戦 開設69周年記念」は8日、予選の2日目を行った。

 メインのドリーム戦は地元の瓜生正義(46=福岡)がイン先マイを狙ったものの、3コースの寺田祥(43=山口)が全速戦を敢行。その間隙を突いた2コースの辻栄蔵(46=広島)が差して制した。「ペラを叩き変えて全体的に良くなった。3日目からが楽しみな足」と調整に正解を出してきた。また、ドリーム戦2着の寺田も3戦2勝2着1本とリズムの良さが光る。

 ドリーム組以外では前田将太(33=福岡)も気配の良さを見せている。

 昨年6月の福岡68周年で待望のGⅠ初Vを達成し、その後もコンスタントに優出を重ねてきた。今年も、前節まで6節走り5優出2Vと好走。ただ、意外にも「リズムは普通ですよ。特にやっていることは変わっていない。エンジンをもらって、微調整して…って感じ。いい時もあれば、悪い時もありますよ」と冷静だ。

 それでも「いい時の感覚に近い気がする」とニヤリ。「ペラは、ほんのちょっと調整したくらい。足自体はバランスが取れて悪くないし、満足はしています」と微調整の段階に突入している。9日の3日目以降も楽しみだ。