ライバルはNiziU? 8人のアラフィフ世代のメンバーで構成される異色のアイドルユニットが誕生した。その名も「GoziU」(ゴジユウ)で、「いくつになってもその年齢の美しさがある」と美魔女軍団はCDデビューを皮切りに本気で「紅白歌合戦」出場を目指しているのだ。GoziUは音声SNS「Clubhouse」(クラブハウス)内での雑談から生まれたユニットだ。

 メンバーは「ぴろりん」「おみつ」「もものり」「Kyoko」「Shoho」「Kyon」「ゲロちゃん」「Miyuki」の8人で、アラフィフ世代だ。役者、エステサロンオーナー、会社役員、インスタグラマー、占い師、ポールダンサーなど個性派の面々が揃った。

 Kyokoは「アイドルが若くなければいけないなんてことはない。何かを始めるのに遅いなんてことはないし、仕事や家事などをこなしつつ、空いた時間にアイドルをやってもいい。高齢者施設を回って、福祉に貢献したい。アラフィフが輝くことで日本を元気に!」と語る。

 アラフィフ世代はバブル期を経験し、とにかくパワフルさが売りだったが、景気が落ち込んだ令和時代はどの世代も自信を失い、活気もない。

「いろんな経験をしてきた私たちだからこそお伝えできることがある。シニアの皆さまには若いアイドルよりも親しみやすく、同世代には誰もがアイドルになっていいと勇気を、若い世代にはいくつになっても挑戦できるという希望を持っていただきたい」と話す。

 デビュー曲の「どうぞご自遊に」は既に完成。今月16日まで、クラウドファンディングを展開中で、300万円でCDデビュー、500万円でDVDデビューを目標に掲げている。

 シニア世代に絶大な人気を誇るスーパー銭湯アイドル「純烈」の女性版にもなりそうで、プロデューサーで起業家の戸上祐一氏は「ガチンコで紅白出場を狙っております。一発屋になったとしてもインフルエンサー軍団として本当に誇るべきもの。世のシニアが元気になるような日本をつくりたい。そして、平和な日本、世界につなげたい」と夢は大きく膨らむばかりだ。