オーストリア在住の女優中谷美紀(46)が8日、インスタグラムを更新。ロシア軍の侵攻を受けているウクライナから避難する人の様子などをつづり、「悲しいかな失われていく命がある一方で、救われた命もあることに、わずかながら希望を見出すことができました。生きて、生きて、生き延びて…」と願った。

欧州に暮らす中谷は「先日、高速道路を西に向かって走っていると、埃にまみれたウクライナナンバーの車がドイツのミュンヘン方面に向かって走っていく様子が見えました」と書き出した。

「反対側の車線には、東方の国境に向けて戦車を輸送するドイツの軍用トラックも見えました。更には、フランクフルトの空港にて、ウクライナで出産して間もない新生児を抱いた女性を連れて旅をするトルコ人の男性とお逢いしました」と身近にある戦争の影響を肌で感じている近況を明かした。

その上で「ウクライナに国境を接するポーランドで暮らしているその男性は、友人の妻であるウクライナ人女性を迎えに国境を超えてウクライナへ入り、まずはポーランドへ出国させ、ようやく友人の暮らすイスタンブールへ送り届けることができると安堵の表情を浮かべていました」と伝えた。

「終始電話で会話する女性は、ウクライナに残した家族を案じているのでしょう。悲しいかな失われていく命がある一方で、救われた命もあることに、わずかながら希望を見出すことができました。生きて、生きて、生き延びて…」と切に願いを込めた。

一方で「木々や山野草が芽吹き、春の便りを届けてくれる頃ですね。とりわけ好きな梅は見逃してしまいましたが、久々に日本の桜を目にすることができそうです。皆様もどうぞ健やかにお過ごしくださいませ。」と近く帰国する可能性も示唆した。