DDT20日両国大会で凱旋試合に臨む米AEWの中澤マイケル(46)が9日の会見に電撃登場した。

 団体にとって旗揚げ25周年の記念大会で、マイケルは高木三四郎社長とシングルマッチに臨む。この日の会見には高木社長が出席し「時間はかけたくないです。秒殺します。25周年なので25秒で決着をつけます」と挑発。マイケルはビデオ通話で登場し「散々昔、ねちねちねちねちイジメてくれた高木三四郎に恥をかかせてやろうかなと思ってたんですが…。いまこっちPPV終わったばかりで忙しくて。日本に行くの面倒くさくなっちゃったんです。ビジネスクラス取ってくれるなら話は別ですが」と何やら難癖をつけて好条件を引き出しにかかった。

 しかし高木社長はエコノミークラス&ファイトマネー1万円の提示を譲らない。マイケルは「こっちはAEWスーパースターですよ? 1万円? ふざけないでくださいよ」と応戦。高木社長が「目の前に現れたらボコボコにしてやる」と発言すると「目の前に現れて同じことが言えるか、試してやるよ!」と会見場に乱入した。どうやらヒマを持て余していたマイケルはとっくに来日し、隔離も終わっていたようだ。

 マイケルはラップトップパソコンで高木社長に攻撃を加え「両国まで待ってられないよ」と豪語する。これを受けて両国大会前に両者が路上プロレスで激突することが決定した。

 勝手に「路上王」を名乗るなどなおも暴走が止まらないマイケルは「アルティメットベノムAEWアーム」で高木社長をKO。「路上…その時に会うまで、高木三四郎、さよなら、そしておやすみ」と盟友のケニー・オメガのセリフを引用して挑発し去っていった。何やら字面だけ並べるとマイケルが本当に強いレスラーになっているかのような誤解を招いてしまいそうだが、そこまで期待しないほうがいいとだけあらかじめ断っておく。