ソフトバンクの松田宣浩内野手が9日の巨人とのオープン戦(ペイペイ)で2安打を放ち存在感を発揮した。

 第1打席で右前打を放つと、第3打席にも逆方向に長打を放った。「今年は1本のホームランよりも3本のコンスタントなヒットを掲げてやっている。コツコツとヒットゾーンに飛ばしていきたい」と手応えを口にした。

 サードの定位置を狙うリチャード、井上も快音を響かせた。チームを引っ張るベテランとして「若い選手なので打ってくれないと(チームとしても)困りますし。そういった意味では自分が打席に立った時に、打てるか打てないか、形ができているか、できていないかになる。みんなで刺激し合ってやっていきたい。若い選手にはドームの舞台で数多く打ってほしいし、僕も負けずに打っていきたい」と〝エール〟を送った。

 頼もしい姿に藤本監督も「キャンプでも右方向を意識して練習してくれていた。昔、秋山さん(幸二氏)が年齢とともにホームランが減ってきたけど、逆方向にヒットが増えて長く野球ができたというのもあるからね。そういう姿を僕も見てる。マッチ(松田)もそうなってきたのかなという感じがしますね」とニッコリだった。