新日本プロレス「NEW JAPAN CUP」2回戦(10日、アイメッセ山梨)が行われ、内藤哲也(39)が外道(53)を下し3回戦に駒を進めた。

 公私にわたり他人への嫌がらせが大好物の内藤は、外道のトレードマークであるヒゲに目をつけ隙あらば引っ張ることに喜びを見いだした。もちろん反則のためレフェリーにたびたび注意を受けながらも、とても意地の悪い笑みを浮かべて〝ウイークポイント〟を攻め立てた。

 木槌攻撃などで左ヒザに集中砲火を浴びながらも、内藤はヒゲをつかみながらの変型ネックロックで反撃。丸め技の応酬でも3カウントは許さない。外道のメリケンサック攻撃もレフェリーを盾にして防ぐと、ポルボ・デ・エストレージャ(変型グラウンドコブラ)で技ありの3カウントを奪ってみせた。

 試合後は「外道のあの無駄に長いヒゲ、全部引っこ抜けなかったことはすごく悔しいけど、でも順当に3回戦進出を決めましたよ」と不敵な笑み。ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン結成後に参戦したNJCでは1回戦敗退か優勝という極端な成績を残している。つまり鬼門を突破したからには優勝へ一直線というのが内藤の理論だ。「例の〝法則〟が正しいのであれば、3月15日に行われる3回戦、ジップアリーナ岡山大会も俺が勝ってしまうことでしょう。対戦相手はバッドラック・ファレか、棚橋弘至。予想はファレ、でも理想は棚橋かな、カブロン!」とコメントを残した。その後のメインで棚橋がファレに勝利したため、3回戦で内藤と棚橋の対戦が決定した。