ドラディション率いる〝炎の飛龍〟こと藤波辰爾(68)が、新日本プロレス二枚看板との対戦を熱望している。

 昨年5月9日にデビュー50周年の節目を迎え、秋に第1弾の50周年ツアーを開催。5月12日の東京・後楽園ホール大会からツアー第2弾がスタートし、同大会メインカードが決まった。藤波は新日本のIWGP・USヘビー級王者SANADA、前IWGP世界ヘビー級王者・鷹木信悟とトリオを結成し、越中詩郎、永田裕志、長井満也組と対戦する。

 藤波は「ファンはいろんなところを切り取って藤波辰爾を見てくれているので、そういうのをいろんな形で見せたい」と意気込んだ上で「俺は生涯現役ですから」と決意を新たにした。

 モチベーションは全く衰えていない。1日の新日本「旗揚げ記念日大会」では現IWGP世界王者オカダ・カズチカ、棚橋弘至とトリオを結成し、大きな刺激を受けたという。そこで「どこかで1回やってみたい。肌を合わせてみたいのもあるし、そういう欲が湧いてくる。もちろん相手の気持ちもあるけど、自分の気持ちはそういう気持ち」と、今度は対峙することを希望する。

 ツアーファイナルは12月1日の東京・国立代々木競技場第二体育館大会。果たしてオカダ、棚橋との対戦は実現するのか。レジェンドの挑戦はまだまだ終わらない。