パリ・サンジェルマン(フランス)のブラジル代表FWネイマール(30)が、1―3で敗れたレアル・マドリード(スペイン)との欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦(9日)後、ロッカールームでイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマ(23)と一触即発となったと報じられた件について火消しに走った。

 スペイン紙「マルカ」は「ネイマールが最初の失点について、相手選手からプレッシャーをかけられてミスをしたドンナルンマを非難すると、イタリア人GKは2失点目のキッカケはネイマールにあると指摘するなど、殴り合い寸前になり、チームメートに引き離された」と報じていた。

 ところがネイマールは、この試合から一夜明けた10日に自身のインスタグラムで「あのニュースについて話したくはないけど、あれらはすべて嘘だ。ロッカールーム内に喧嘩はなかった。自身を売り込みたい無能なジャーナリストによるものだ」と報道を否定した。

 さらにネイマールは、メッセージアプリ「ワッツアップ」でドンナルンマとやり取りした画像をアップ。ただ、その中でイタリア人GKは「昨日(9日)のことは申し訳なかった」と謝罪している。それが、先制点でのミスのことなのか、試合全体でのパフォーマンスのことなのかまでは触れていない。

 2人の間で何らかのやり取りがあった可能性をにおわせた中、ネイマールは「大丈夫。そういうことはサッカーでは起こりうることだ。僕たちはチームメート。まだ君は若いし、これからもっと活躍できるよ。前を向いて進んでいこう」と励ましのメッセージを送っていた。