人気ユーチューバーのヒカルが11日、自身のユーチューブチャンネルを更新し、ウクライナに大金を寄付したことを明かした。

 ヒカルはウクライナ情勢をめぐり、自身のアパレルブランド「ReZARD(リザード)」からチャリティTシャツ(税込み9900円)を発売。ツイッターで「売り上げの一部とヒカル個人として、寄付金1000万円を合わせた金額」を寄付すると表明した。

 ところが「売上の一部」と書いたことで〝便乗商法〟と誤解されてしまった。ヒカルは後日「説明不足で誤解生んでしまいすみませんでした」と謝罪した上で「売り上げからコストを差し引いた全利益を寄付することになりました」と明らかにしていた。

 ヒカルはこの日の動画で、チャリティTシャツが「3000枚くらい売れたんですよ」と告白。続けて「揚げ足取ってくる人は『利益もっとあるんじゃないか』とか、そういう風に言ってくると思うんですよね。諸経費とか何なんだ、提示しろみたいな。ややこしいと思ったんで、この3000万円の売上を全額募金させてもらおうかなと思いました」と説明した。

 ヒカルは3000万円の現金を持って、いざウクライナ大使館へ。寄付行為について「ユーチューブで伝えることがプラスになる。何もやらないよりいいかな」と述べ「いろいろ言ってくる人は完全無視」と断言した。

 ウクライナの戦況は日に日に悪化している。ヒカルは「戦争を無視して動画を撮り続けることは僕には不可能」とした上で「一般の方にどんどん被害が及んでる。復興しようと思ったら、間違いなくお金がかかりますから。武器ではなく、そこにお金を使ってもらおうと思ってます」とした。

 批判する人に対しても「僕は構わない。批判する人はする人で考え方あると思うんで。その考えを持った上で平和のために活動すればいいんじゃないかな、と思います」とした。

 大使館の職員は現金3000万円にビックリ。職員は「これ全部、ウクライナの銀行口座に入れて、ウクライナの避難者、人道支援のために送らせて頂きたいと思います」と感謝していた。