宮城県仙台市出身の声優佐藤聡美が11日、インスタグラムを更新。東日本大震災から11年を迎え、「新しく家族が増えて 守るべき小さな命があって そんな中で『もしも』のことが起きたらどうやって家族を守れるのか」と、防災への思いをつづった。

「毎年この日が近付くと当時の事を思い出して、なんだか胸がそわそわ、ざわざわ、してしまいます」と明かして「3月11日は、SNSのトレンドやニュースを見ていると震災について触れている人が本当に沢山いらっしゃって。震災を風化させずにこれから先の未来のことを考えようとしてみんな前を向いているんだといつもハッとさせられます」と続けた。

「長い年月が経てば自身を取り巻く環境が変わる方が大勢いらっしゃると思います。私もそのうちの1人 新しく家族が増えて 守るべき小さな命があって そんな中で『もしも』のことが起きたらどうやって家族を守れるのか。1人の時には考えもしなかった新しい視点で防災について考えるようになりました」と家族を持って変化した心情を記した。

その上で「被災された方の体験談や漫画など今の私と同じような状況にある方の作品を見て、必要なものをリスト化したり 小さな子供のための防災用品も改めて見直したり買い足したり。当時の自分のことや東京の街の様子 実家のことに思いを馳せながら今の自分に出来る備えや防災の知識を少しずつ身につけたりそんな風にして、今日1日を過ごし仕事を終えて帰ってきました」。

「環境が変われば視点も考えも変わるし 環境が変わらなければ、掘り下げることはできるなと 震災から11年経って 当時を振り返り、これからを考えることの大切さを改めて感じました。それから振り返り、前を向いて歩くことも大切ですが 振り返らずに立ち止まっていたって構わないと思います。この日を迎えることが辛い方も 思い出すことがしんどい方もいらっしゃるのは当然のことだと私は思います。御自身が苦しくならないようにどうか、日常を日常のままお過ごしくださいね」と思いをつづった。

「感染症が落ち着いたら宮城県の実家に帰りたいな。家族や友人とお喋りをしたりみんなと美味しいものを食べて それを、私のSNSを見て下さってる皆さんに伝えたいです。宮城県って良いところなんですよー!!遊びに来てねーー!!!ってお伝えできる日を楽しみに待っていてください 私も、そんな日が来るのを楽しみにしています」とコロナ感染が落ち着く日を心待ちにしていた。