ボートレース若松のGⅠ「全日本覇者決定戦 開設69周年記念」は12日の最終日、12Rで優勝戦を行う。
11日の準優3番勝負は人気の1枠勢で明暗が分かれた。9R新田雄史、10R羽野直也は逃げ切ったが、11Rは井口佳典がカドからコンマ06の好Sを決めまくり一撃。森高一真が2着に入り、田村隆信は痛恨の5着大敗。3連単は2万6530円の好配当決着となった。その結果、優勝戦出場メンバーは以下の通りとなった。
1号艇・羽野直也(26=福岡)
2号艇・新田雄史(37=三重)
3号艇・井口佳典(44=三重)
4号艇・篠崎元志(36=福岡)
5号艇・森高一真(43=香川)
6号艇・魚谷智之(46=兵庫)
V戦ポールポジションを手にした羽野。「足はいい。特に行き足から伸びがいい。ターンもしっかりグリップする。ここ最近の中では断トツにいい」と抜群の仕上がり。何より「地元の記念で優勝することが目標なので、優勝したい」と気持ちの面では誰にも負けていない。
また、新田雄史の動向にも注目だ。準優9Rは、インから的確なSを決めて押し切った。
「ペラは少ししか調整していない。本体整備(2日目にリングを交換)してから少しずついい方向にきている感じ。足はバランスが取れているし、悪いところがなくなった。乗りにくさも解消している」と戦える足になった。
また、この優出でSG「オーシャンカップ」(7月、尼崎)出場のチャンスが出てきただけに「少しでもいい着順を目指したい」と闘志を燃やす。持ち前のシャープな攻めを繰り出して1Mを切り裂くか。