日本映画の祭典「第45回日本アカデミー賞」授賞式が3月11日、東京都内で開催され、映画「花束みたいな恋をした」(土井裕泰監督)の有村架純さんが最優秀主演女優賞に選ばれた。有村さんは「すごくびっくりしています。この賞を頂けたのはこの作品に携わる(ダブル主演の)菅田(将暉)さんをはじめ、キャスト、スタッフの皆さんのおかげだと思っています。心から感謝申し上げます」と語った。
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有村さんは「私が作品に対してできることは少ないですし、限られていて、自分が作品にどういった影響を与えられるかと常々不安な部分もあるんですけど、幾度となく背中を押してくれたのは、これまで出会った方々がくれた言葉たちでした。いつも思い浮かぶのは、これまで一緒に仕事をしてきてくれた方たちの顔で、その方たちがいたから、好きな芝居を続けることができたのかなと思っています。いつも支えてくださってありがとうございます」とコメント。「これからも、独りよがりな芝居をするのではなく、思いやりを持って芝居、現場、人に対して、誠実に向き合い続けていきたいと思います。そして、一緒に戦ってくれる仲間を大切に、これからも精進していきたいと思います」と意気込んだ。
「花束みたいな恋をした」は、脚本家・坂元裕二さんが書き下ろしたオリジナル作品で、京王線の明大前駅で終電を逃したことから偶然出会った大学生の山音麦(菅田さん)と八谷絹(有村さん)が紡ぐ、恋の忘れられない“最高の5年間”を描くラブストーリー。
同賞は日本の映画芸術、技術、科学の向上発展のために設けられ、選考は日本アカデミー賞協会員の投票で実施される。今回の選考は、2021年1月1日~12月31日に公開された作品が対象。羽鳥慎一さんと長澤まさみさんが司会を務めた。
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