世界最優秀選手賞「バロンドール」を主催するフランスのサッカー専門誌「フランスフットボール」が、選考期間を変更すると発表した。これまでの1~12月から欧州のシーズンに合わせて8月~翌年7月となった。

 同誌によると、これまでの期間は1シーズンの半分ずつだけ評価に含まれてあいまいな側面があったとし、シーズン単位の授賞がこのような問題を改善できるとした。現在進行中の2021―22年シーズンの結果が反映される今年の受賞式は9~10月に開かれる予定。11月に開幕するカタールW杯は22―23年シーズンの評価に含まれる。また投票権を持つ報道関係者を縮小した。21年は世界170か国の報道関係者が対象だった男子をFIFAランキング上位100か国にし、女子は上位50か国に絞り込んだ。

 昨年11月にはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)が自身の最多記録を更新する7度目の受賞を果たしたが、事前に流出した資料で1位となっていたポーランド代表FWロベルト・レバドフスキ(バイエルン・ミュンヘン)の方がふさわしいのではとの論争もあった。