中日・岡林勇希外野手(20)が気を吐いた。12日の阪神戦(甲子園)で打線が振るわず、0―3と零封負けを喫したが、チームでただ一人だけ安打を放ち、1盗塁も決めた。

 この日は「1番・中堅」で先発出場。初回に四球で出塁すると、2番・根尾の2球目にすかさず盗塁に成功し「シーズンに入っても思い切ってスタートできるようにやってます」と明かす。

 さらに6回は2番手・小野から三塁を強襲する内野安打を放ち、これがチーム唯一の安打となった。それでも「自分の仕事はチャンスメークすることなので、安打だけでなく四球や死球で、どんどん出塁率を上げていきたいです」と貪欲に語った。

 6回の安打後も果敢に仕掛けて盗塁死。立浪監督は「最後のケースは別に走らせるところではないが、どんどんスタートを切る練習をさせている。初回はセーフにはなったが、まだまだスタートが遅いので、どんどん実戦で思いっ切りよく行かないと、シーズンに入ったら走れない。どんどん練習させていきます」と説明した。