上々の〝大関デビュー〟だ。大相撲春場所初日(13日、大阪府立体育館)、新大関の御嶽海(29=出羽海)が、幕内逸ノ城(28=湊)を押し出し、看板力士としての第一歩を力強く踏み出した。

 取組後はリモート取材に応じなかったものの、場所前に「しっかり調整して最高な形で初日から入りたい。2桁(白星)を取らないと大関としても話にならない」と意気込む中、きっちりと結果を出した。

 土俵下で審判長を務めた錦戸親方(元関脇水戸泉)は「先場所と変わらないように見えた。ひょうひょうと相撲を取るのがいいところ」と指摘。大関の重圧も心配無用のようだ。