北京五輪フィギュアスケート女子シングル銀メダリスト、アレクサンドラ・トルソワ(17)が5回転ジャンプについて語った。ロシア国営メディア「タス通信」が伝えている。

 同メディアによると、北京五輪では強靱なフィジカルを駆使し、女子初となる4回転ジャンプを5本も跳び、世界から大注目を集めたトルソワは、出身地のリャザンで開催されたスポーツコミュニティーとのミーティングに参加。男子の羽生結弦(27=ANA)がチャレンジしているクアッドアクセル(4回転半ジャンプ)を超える〝前人未到〟の5回転ジャンプに言及したという。

 トルソワは「今、私は4プラス4、または少なくとも3プラス4を実現するため、さまざまなジャンプをトレーニングしています。5回転も試しましたが、まだ成功には遠いので(完成前に)事前に話すのは好きではありません。これまでのところ自分の中だけで〝試してみましょう〟という程度で、実際にはトレーニングしていません」と語った。

 また、4年後の2026年ミラノ・コルティナダンぺッツォ五輪については「オリンピックは、そこに行くだけでとても難しいです」と話しながらも「可能であれば、次の五輪を目指したい」と再チャレンジする意向を示していた。