渋川清彦(47)が、26日に群馬・高崎芸術劇場で行われる、第35回高崎映画祭授賞式で司会を務めることが15日、映画祭の委員会から発表された。

高崎映画祭は、1987年(昭62)にスタート。20年の第34回は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を考慮し、授賞式のみインターネット配信し全プログラムの上映を中止。翌21年は実施に形が見いださないことを理由に、映画祭の開催自体を見送り、今回が2年ぶりの開催となる。

渋川は前回の第34回で、「半世界」(阪本順治監督)で最優秀助演男優賞を受賞した。群馬県渋川市出身で、芸名の渋川も同市から取り、15年に群馬を舞台にした映画「お盆の弟」(大崎章監督)、18年には小学校と高校も一緒と縁がある飯塚健監督が同市を舞台に撮影した映画「榎田貿易堂」に主演するなど、郷土・群馬を愛する気持ちが強い。高崎映画祭委員会は「前回から今回へ、映画のバトンをつなぐ役割を担っていただけることをうれしく思っております」と渋川の司会に期待を寄せている。

渋川をはじめとした、第35回高崎映画祭の来祭者は、以下の通り。

最優秀監督賞 横浜聡子監督(「いとみち」)

最優秀監督賞 春本雄二郎監督(「由宇子の天秤」)

最優秀主演俳優賞 占部房子(「偶然と想像」)

最優秀主演俳優賞 河井青葉(「偶然と想像」)

最優秀助演俳優賞 水原希子(「あのこは貴族」)

中島歩(「いとみち」「偶然と想像」)

最優秀新進俳優賞 片山友希(「茜色に焼かれる」)

駒井蓮(「いとみち」)

梅田誠弘(「由宇子の天秤」)

最優秀新人俳優賞 河合優実(「由宇子の天秤」)

和田庵(「茜色に焼かれる』」)

新進監督グランプリ 三澤拓哉監督(「ある殺人、落葉のころに」)