大相撲春場所4日目(16日、大阪府立体育会館)、幕内石浦(32=宮城野)が休場となった。日本相撲協会に「頚椎症性神経根症の増悪により2週間程度の安静加療を要する」との診断書を提出した。

 石浦は3日目まで1勝2敗。2敗目を喫した前日の琴ノ若(佐渡ヶ嶽)戦で、押し出され土俵下に転落。その際うずくまって動けず、警備の親方衆も集まって会場は騒然となった。

 その後は何とか立ち上がり、自力で花道を引き揚げたが表情は苦悶の色を浮かべていた。先の初場所で11勝(4敗)と好成績を挙げていただけに痛い戦線離脱となった。

 休場は宮城野部屋で新型コロナウイルス感染者が出た昨年秋場所以来で4度目。今場所の十両以上の休場は初めてとなった。なおこの日に対戦予定だった幕内遠藤(追手風)は不戦勝となる。