【東スポ音楽館】演歌・グラビア・アイドルの三刀流で活躍する望月琉叶(もちづき・るか)がこのほどリリースしたシングルが「ピンクのダイヤモンド」(作詞・売野雅勇/作曲・浜圭介)だ。昨年、日本レコード大賞で新人賞を受賞した望月が本格的な歌謡曲に挑む。
――どんな作品ですか
望月「一通りの恋を経験した女性が新しい恋を見つけて、この恋は絶対に実らせようと一生懸命頑張るんです。燃え上がる気持ちを抑えながら、その人を仕留めていこうというちょっと強気で色気のある女性の姿を描いた作品です」
――実際の望月さんの姿とは近い女性像ですか
望月「普段は歌の主人公ほど強気なタイプではないと思いますけど、いつも目の前にいるファンの心を射止めないといけないって思っているので、そういう意味では近いかもしれません」
――今回は演歌ではなく歌謡曲ですが
望月「歌謡曲を歌って新しい風を吹き込ませたいなと思っています。着物ではなく、ドレスで歌っていますが、今までとは違う“望月琉叶”を前面に押し出していきたいです」
――ファンの反応は
望月「実はファンの方がこの曲に合うコールを作ってくれていたんです。イントロからコールが入っていて、アイドルのノリっていう感じで盛り上がってくれているんです。こういう楽曲も喜んでくれているみたいです」
――作詞がチェッカーズのヒット曲などを書かれた売野先生
望月「チェッカーズって聴いていたんですよ。『ジュリアに傷心』なんかすごく好きです。今回、そんな偉大な先生に書いていただいて本当に光栄だなって。歌詞もちょっとオシャレなんです。『切(せつ)なし』『女々(めめ)しし』とか、聞いている人が“えっ!”って思っちゃうフレーズが入っててカッコいいなあって感じています」
――昨年はレコード大賞で新人賞を受賞しましたが、今年はどんな年にしたい
望月「“演歌で世界征服”が目標なんですが、所属しているアイドルグループ『民族ハッピー組』の楽曲『チョメリズム』を演歌風にソロで歌ったミュージックビデオが60万回以上も再生されていて、その9割がインドだったんです。これは呼ばれているなって。6月にインドネシアのイベントに呼ばれているので、東南アジアから攻めて、インドに行って、ゆくゆくは演歌を世界で歌いたいです」
――最終的に立ってみたいステージは
望月「アフリカです。高校の卒業文集にもアフリカに行きたいって書きました。自分たちで手を叩いて音楽を作ったりしているんですけど、そういうところで演歌を融合させて面白いことしたいなって思っています」