女優の上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「カムカムエヴリバディ」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第95回が3月16日に放送された。晩年の雪衣(多岐川裕美さん)が登場し、算太(濱田岳さん)への後悔の思いをるい(深津さん)に語った。
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雪衣は岡山の安子編から登場している人物で、青年期は岡田結実さんが演じた。雉真(きじま)家に仕える女中で、算太から思いを寄せられていた。しかし、雪衣と勇(村上虹郎さん)が一夜を共にする姿を算太が目撃し、それが算太が失踪するきっかけとなっていた。
劇中では、るいが実家の雉真家を飛び出してから30年近い年月が経過している。第95回で、勇(目黒祐樹さん)と雪衣は、算太の骨つぼを抱えて岡山に帰省したるいと久しぶりに対面。るいは、橘家の墓を2人が管理していたことへの感謝を伝えると、雪衣は「私のせいなんじゃ、あの時、算太さんがおらんようになってしもうたのは」と告白を始める。
事情を知らないるいがどういうことかと尋ねると、雪衣は「算太さんは優しい人じゃった。私しゃあ、女中の立場もわきまえんと、ずっと勇さんを思いよった。一度はあきらめたんじゃ。そねえな時、算太さんが……」とプロポーズされたことを思い返していた。続けて「私、結局、算太さんを傷つけてしもうた。算太さんが黙って家を出ていったんは、私のせいじゃ思う」と涙ながらに明かした。
雪衣の告白に、SNSでは「雪衣さん……あれからずっと後悔してたのか」「雪衣さん、彼女なりに算太兄ちゃん振ったこと気にしとったんやな」「安子やるいの運命に少なからず影響を与えることになった雪衣さんの言動だが、それを雪衣さん自身もずっと心の痛みとして生きてきたのだなあ」「雪衣さんは丸くなったのか」「雪衣さんが何だかすごくいい人になってて安心するやら驚くやら」といった声が上がっていた。
「カムカムエヴリバディ」は、朝ドラ史上初の3人のヒロインが織りなす100年のファミリーストーリーで、昭和、平成、令和の時代に、ラジオ英語講座と共に歩んだ祖母、母、娘の3世代親子を描く。上白石さんは祖母の安子役、深津さんは母のるい役、川栄さんは娘のひなた役として、バトンをつなぐ。
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