巨人・桑田真澄投手チーフコーチ(53)が16日、開幕ローテーションを近日中にも決定する方針を明らかにした。

 この日の中日とのオープン戦(バンテリン)では、先発した堀田が5回無失点の好投。3試合に登板したオープン戦ではいずれも失点を許さず、首脳陣に対して大きなアピールとなった。また、2番手で登板したメルセデスも2イニングをテンポよく一人の走者も許さずに無失点。前回登板した9日のソフトバンク戦(ペイペイ)では4回途中まで7安打4失点で降板となったが、見事に修正した。

 そして、桑田コーチは堀田について「内容も良かったですしね。今日はカーブをテーマにしていたんですけど、カーブでカウントを取ったり、空振りも取れた。すごく収穫のある試合になったと思います」と評価を口にした。

 開幕が25日に迫る中、現状で決定しているのは開幕投手の菅野のみ。桑田コーチは前日15日に「開幕ローテの6人は決めていないので。これから確定する段階」と話していたが、この日の試合後に堀田のローテ入りは確定かを問われると「そうですね」と否定しなかった。また、6人の選定についても「あとは監督にいろいろアドバイスをもらいながら2、3日中には確定したいなと思っています」との方針を示した。

 残るオープン戦は本拠地・東京ドームでの4試合。開幕前までの競争はひとまず最終局面に突入した。