柔道のバルセロナ五輪銀メダリストで社会学者の溝口紀子氏がツイッターで日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長に、ウクライナの首都キエフでの柔道大会開催を提案することを希望した。

 山下会長は14日行われたJOC国際フォーラムでロシアによるウクライナ侵攻に関連し、山下会長と親交のあるといわれるプーチン大統領に対し軍事侵攻を非難するメッセージを伝えられないかと問われ「柔道と通じてつながりはあるが、直接のコネクションはない」と答えた。

 溝口氏はこの記事を引用した上で「ぜひ、山下さんには以前開催したウラジオストク親善大会のように、今回、キエフでロシア、ウクライナ、日本の団体戦開催を提案してほしいです」と平和のために大会開催を提言した。

 停戦などの条件が必要となるだろうが、溝口氏は「実現したらノーベル平和賞受賞か、IOC会長になれるくらいの功績になるかと」と私見を述べた。

 自身も柔道黒帯のプーチン大統領は柔道家として山下会長を尊敬していると言われる。