昨年限りで現役を引退した元日本ハムの斎藤佑樹氏(33)が、朝日放送テレビと朝日新聞社が運営する高校野球情報サイト「バーチャル高校野球」のフィールドディレクターに就任した。同局が17日、発表した。

 取材者として全国各地の学校を巡り、高校球児の努力や様々な取り組みをリポートする。フィールドディレクターとしての最初の取材は、第94回選抜高等学校野球大会に出場する鹿児島県の大島高校で、取材の様子は「バーチャル高校野球」で動画・記事コンテンツとして配信される。

 斎藤氏は同局を通じ、「このたび、バーチャル高校野球に取材者として参加することになりました斎藤佑樹です。これまでお世話になった野球界に恩返しをするため、加わらせていただきました」とあいさつ。

 続けて「取材者として高校野球に関わるさまざまな方にお話を聞いて勉強していきたいと考えています。全国の高校を巡り、球児のみなさんや指導者の方の取り組みを伝えることで、次の100年の高校野球の歴史を一緒に作っていけるように頑張ります」と意気込んだ。

 斎藤氏は早稲田実業3年時に投手として春夏連続で甲子園に出場。夏の第88回全国高等学校野球選手権大会では、駒沢大学付属苫小牧高校との決勝再試合を制し、全国制覇を達成している。