俳優井上芳雄(42)主演の舞台「奇蹟 miracle one-way ticket」初日前日の17日、東京・世田谷パブリックシアターで通し稽古が行われた。当初、今月12日に開幕予定だったが、稽古期間中に井上の新型コロナウイルス感染が判明したため、初日を延期して開幕を迎える。

通し稽古は非公開で行われたが、出演者たちがコメントを発表した。

記憶を失くした探偵を演じる井上は「これまで経験したことがない謎が多い台本で、一読しただけでは想像もつかない…というのが最初の印象でした。でも、多くの可能性を秘めている作品だとも感じました。皆様にはご心配とご迷惑をおかけしてしまいましたが、いよいよ新たな初日が開幕します! 劇場でお待ちしています」。

語り部を務め探偵の親友を演じる鈴木浩介は「井上芳雄君とは、同じ福岡県出身で同じ高校出身という間柄。コロナ禍を通して、いろいろな経験も共有してきましたし、今回のバディコンビを組むにあたっての絆はとても強くなったと感じています。皆さんにとっても大変な状況とは思いますが、是非劇場に足を運んでいただけたら幸せです!」とコメントした。

ほか井上小百合、岩男海史、瀧内公美、大谷亮介が出演。

東京公演は4月10日まで、大阪公演は4月13~17日、森ノ宮ピロティホールで。