女子版虎戦士「タイガー・クイーン」が〝肉声〟で笑顔なき勝利の感想を語った。

 初代タイガーマスク率いる「ストロングスタイルプロレス」の17日のストロング小林(本名小林省三=享年81)さん追悼興行(東京・後楽園ホール)で、クイーンは高瀬みゆきと対戦。序盤は互いにスピード感ある攻防を繰り広げた。

 その後、クイーンは高瀬から場外でブレーンバスターを浴び、リングに戻ると今度はミサイルキックを被弾。さらに高瀬のエルボー9連発やギロチンドロップでダメージを受けたが、最後はフライングクロスアタックで逆転勝利を収めた。

 予想以上に苦しめられたからか、試合後のクイーンはどこか不満げな表情。師匠のジャガー横田が報道陣に「代表者が1人だけ質問してください」と要望し、試合の振り返りを求められると、クイーンは「勝てたけど、悔しい…です」と言い残して会場を後にした。

 クイーンが公の場で口を開いたのは、これで2回目。8日の会見では「頑張ります」と意気込みを語り、試合後のコメントはこの日が初めてだった。今後も本人の口から何が語られるか注目だ。