一騎打ちで決着だ。初代タイガーマスク率いる「ストロングスタイルプロレス」は17日、昨年12月31日に死去したストロング小林(本名小林省三=享年81)さんの追悼興行(東京・後楽園ホール)を開催。メインは船木誠勝がスーパータイガーと組んで関根〝シュレック〟秀樹、佐藤光瑠組と対戦した。

 序盤は船木と関根の緊迫した攻防。互いに絞め技や関節技を仕掛けるなど総合格闘技のような展開に。その後、船木は強烈なキックやスリーパーで佐藤を苦しめ、関根はアイアンクローなどで船木、Sタイガーにダメージを与えたが、30分時間切れドローに終わった。

 すると、関根が船木に「次、俺とやってくれませんか?」と切り出した。「俺はね、若い時あんたに憧れてた。ハイブリッド・ボディーを目指して、48歳になってここまでたどり着いた。RIZINでも勝ったよ。次、俺とシングルでやってくれ」と対戦を要求。船木はリング上でこれを受諾した。

 バックステージで試合を振り返った船木は「(関根は)最初からプレッシャーを感じて、くっついていけなかった。スタミナもあるなと思ったし、こっちが先に切れてタイガーにタッチしちゃいましたね。かなり手ごわい相手だった」。

 また、自身の攻撃が「効いているかどうかわからない」。それでも「(キックの)足応えはあるので次やるとすれば面白いなと思う」と語った。