「ハロー!プロジェクト」のアイドルグループ「Juice=Juice」のサブリーダー・稲場愛香(24)が5月30日に日本武道館で開催予定のコンサートツアー最終公演をもってグループを卒業することが分かった。18日、所属事務所が発表した。

 稲場は2014年に「カントリー・ガールズ」としてデビュー。持病の治療などで一度は離れるも、17年9月に芸能活動を再開し、18年6月に「Juice=Juice」に加入した。卒業後は事務所のサポートを受けながら「稲場愛香の活動のかたち」について探すという。

 稲場はハロプロでの9年の活動について「これまで約9年間、本当に色々なことがあり、沢山の貴重な経験をさせて頂きました。とても濃い、宝物のような日々だったなと思います」と活動を振り返った。

 卒業まであと2か月ちょっと。「大切なメンバーと、みなさんと楽しい思い出をひとつでも多く作りたいですし、悔いのないよう精一杯力を尽くしたいと思います。最後まで応援していただけたら嬉しいです。これからも宜しくお願い致します」と完全燃焼を誓った。

 稲場の卒業発表で旧「カントリー・ガールズ」メンバーが全員、アイドルを卒業することが決定。現役で活動しているのは稲場と、「モーニング娘。’22」の森戸知沙希で、その森戸も6月30日の武道館公演で卒業と発表済みだ。

 カントリー・ガールズはハロプロレジェンドアイドルだった〝ももち〟こと嗣永桃子の魂を受け継ぐグループとして人気だっただけに、この2人の卒業は「ハロプロのターニングポイントになる」とテレビ局関係者。

 往年のファンは寂しさを抱え、2人の卒業を迎える。