お笑いコンビ、パックンマックンが19日、東京・代々木の山野ホールで15年ぶりの単独ライブ「FORUM8 presents二刀流でメジャー25周年!パックンマックン ワールドツアー!」を行った。また、7月2日に福井、同17日に静岡、同23日に群馬、同30日に大阪の全国4都市で夏ツアーを行うことを発表した。

開演前に2人は会見。パックン(51)は「今日は区切りであって、更新でもある。希望ある日ではあるけれど、滑ったら解散しようと思う。とにかく頑張ります」。マックン(48)は「昔はミスも楽しめた。今日はミスをしても、それを生かしていこうと思う」と話した。

25年を振り返って、マックンは「振り返りたくないくらい長かった。2人とも若かったな。おじさんになった」。パックンは「1年だけ日本に行こうと思った僕が、こんな群馬人とコンビを組むとは思わなかった。前は未熟だったけど、熟成した僕らを楽しんで。考えたら、お母さんより長い間、一緒にいる。いつまで付きまとうんだ(笑い)」。

マックンは「打ち合わせでパックンのうちに行くと、家族が『お帰りー』って迎えてくれるようになった」。パックンは「僕が行っても、入れてくれないんだけどね」。マックンは「大豪邸と比べられるのが嫌なんだよ。この人、ピンで10億円稼いでるから」。パックンが「中豪邸だよ」と笑うと、マックンは「10億円は否定しないのかよ」とツッコミ。パックンは「10億円じゃなく、10億円以上だから」と笑った。

格差コンビと言われ、パックンは役者、コメンテーターとしても活躍している。「ライブの副題の“二刀流”について、日米の二刀流でやって来られたのは僕らだけ」。マックンは「こいつはひどくてね、俺がネタを書いてるのに、立川談志師匠に『俺が書いてます』って言ってた(笑い)。いろいろあるけど、楽しいです」と振り返った。

今後について、マックンは「この人(パックン)は韓国に行っても2、3年で言葉を覚えるからやっていけると思う」。パックンは「お前は黙っていれば、韓流に見えるから大丈夫」と笑った。

過去25年で、解散の危機について「24年くらい前。ライブの現場で、つかみ合いの寸前のけんかになった。僕は『辞めるわ!』って言って、そのまま帰った」。パックンは「マックンが、僕の肩に殺意を持ってツッコンだ。毛細血管か切れるくらい17回殴られたから、17回殴らせろって言ったの」。マックンは「平手でツッコンだのに、グーで殴らせろって言うから帰ったんです」と説明。

パックンは「僕が大人なんで『今日はごめんな』って電話しました」。マックンが「2時間だけの解散」と振り返ると、パックンは「残念だったね」と笑った。